朝、携帯のうるさいアラームで目が覚める。起きなくても良かったが、セットしたままなのを忘れていた。二度寝しようかと思ったが一向に眠気は来なかった。 仕方なくだるい身体を引きずりながら、トースターに食パンを突っ込んでお湯を沸かした。インスタントのコーヒーを淹れて、少し焦げ目のついたパン片手にこの前買ったソファに腰かける。 昨日家に帰ってくるのが夜中になってしまい、そのまま風呂に入ってすぐに寝た。トムさんに頑張ったからと今日は休みをもらえたし、一日中家でくつろぐつもり。だった。 「……おい、いい加減やめろ」 「んぐっ」 いつになったらやめるのかと起きたときから黙って見ていれば、調子に乗ってエスカレートしていくばかりでやめる気配なんてしない。それどころか今にも勝手に始めそうな勢いだった。 朝起きて最初に目に入ったのは俺のペニスを口に含んでいる臨也だった。 大きさからして俺のシャツを着て下半身は何も身に付けていない格好。俺が起きても気にせずしゃぶることを続けていた。 身体を起こそうとすると不満そうな目を向けながらも唾液にまみれたペニスを口から出した。 そこらに落ちていた臨也の服で唾液を拭くと後ろから蹴られた。ついでに床に落ちている脱がされた下着を履く。 流石に動いている時は何もしてこないが、少しでも座るとすぐに足元に寄ってきた。 さっき履いたばかりの下着をずらして、中から半勃ちのペニス取り出す。人が飯を食べていようが、テレビを見ていようが関係なくこいつは寄ってくる。 「なんで?シズちゃん気持ちよくない?」 聞きながら先端を爪先で弄る。触られれば嫌でもそこ反応するわけで、真面目に食事をしているのが馬鹿らしくなった。 誰だって自分のを見ながら食欲なんてわかないだろう。むしろ吐き気がする。 俺が食べかけのパンを机に置くと、臨也は嬉しそうにまたペニスを口に入れた。 「んふっん、ん゛」 もうどうにでもなれと思う。 臨也がいきなり家に押し掛けてきたのはいつだったか。元から付き合っていたから別に嫌ではなかったが問題はその理由だ。 『毎日シないと落ち着かない』 そう言ってここに住み着き始めた。最初こそ2、3日に一度だったがすぐに毎日のようにねだってきた。疲れてると断れば勝手にするたからと一人で慣らして、寝ようとする俺の身体に跨がる。それがもう何日も続いていた。 「どうせ昨日俺が寝てる間にシたんだろ?」 右手で口に入りきらない根本を擦りながら左手は後ろを慣らしている。じゅぽじゅぽと口から鳴る水音とは別に、下半身からもくちゅくちゅと音がした。それはローションのせいなのか、それとも。 「んふふー寝ながらイっちゃうシズちゃんも凄いと思うなぁ」 だらしなく、口から溢れた先走りなのか唾液なのか分からない液体が喉を伝う。 中にいっぱい入ってるよ、と言ってシャツの裾を捲れば太ももを白い粘着質の液体が垂れていた。臨也はそれを指ですくうとまた中へ押し込む。そのまま自分の指も挿入した。 「おしりのなかぁ、ぐちゅぐちゅ、いってる、よぉ」 目の前で自慰する臨也を見て、俺のは完全に勃起していた。見られている臨也も興奮しているようで、自身からは先走りが零れ床を汚していった。 「シズちゃん、ね、いれたい?いれたいよね?」 何も言っていないのにソファに腰かけている俺に跨がると、濡れたそこにペニスを宛がった。身体を震わせながらゆっくりと腰を沈めていく。 中に入っている精液がぶちゅぶちゅと溢れてきていた。全部入りきると顔を赤らめて、挿入されているそこを指でなぞっている。 「シズちゃんの、なかに入ってる……おっきぃの、なかに」 臨也はぶつぶつ一人で言いながら自分のものをしごいていた。 俺は何だか急に腹がが空いて、食べかけのパンをかじった。ここまでくると臨也は何を言っても無駄になる。ただ自分が気持ちよくなるために、ひたすら腰を振り続けるだけだ。 「きもちぃ、あ、そこ、いいよぉっ!あんっ」 俺の肩に手を置いて、激しく上下に身体を揺する。それに伴って臨也のペニスも揺れていた。パンを食べ終わりコーヒーが飲みたかったが、臨也が動いているせいでコップを持つと震えて溢してしまうだろう。 「あ、ひぃっ」 挿入したままの臨也を抱っこする形で立ち上がる。中により深く入ったらしく、臨也は必死に首にしがみついてきた。一応腰を支えてはいたが、落ちそうになると足を絡めてくる。耳元に感じる息をくすぐったく思いながらコーヒーを飲むと、時間が経って冷めてしまっていた。 「手前のせいで冷めたじゃねぇか」 「あん、んっふかいぃ、きもちぃよぉ」 「聞けよ」 「あんっ!」 人が喋っているのにまた腰を振りだした臨也の尻を叩くと、明らかに嬉しそうな声が上がった。その声に気を良くして何度も叩いてやると、急に中が締まった。臨也を見ると真っ赤な顔をしながら浅く呼吸していた。ペニスからは白い精液が出ていて、俺の腹も汚していた。 「手前どこまで変態野郎なんだよ」 「だって、シズちゃんが、何回も、お尻叩く、からぁ……」 「俺のせいかよ淫乱」 そう言うと臨也は嬉しそうに笑った。変態で淫乱のドMだなんてこいつはどこまでいくんだろうか。 まだ出してなかったが臨也を床に降ろすと、何も言わずに四つん這いになって尻を向けてきた。腰だけ高く上げて這いつくばって、両手で穴を広げて見せてくる。ひくつく中からはまた、精液が垂れてきた。 「俺は、淫乱だから……もっと、お仕置きして?」 色んな意味でため息が出る。 こんな臨也と付き合える俺は、こいつ以上に変態なんだろうな。 私は謝らない、謝らないよ。 調教物書いてたらビッチ書きたくなっただけだよ。 |