兄静雄(高校生)×弟臨也(小学生)で初体験話。別人注意報。 両親が寝静まった夜。こっそりコンビニに出掛けてみると、途中にあった信号は既に黄色い灯りを点滅させていた。片手に持った袋が風に揺れる。中に入った四角い箱が見えた。初めて買ったそれは、色々と種類があってどれにするか悩んでしまった。とりあえず薄いものにした。レジに並んだときの恥ずかしさは二度と体験したくない。 あのときの気まずさを思い出して、足早に家へと戻った。 両親を起こしてしまわないように静かに玄関を閉め、自室へと続く階段を上がる。僅かに上がった息を整えながら、部屋の扉を開ける。ベッドは少しばかり膨らんでいて、それを軽く叩いた。 中からもぞもぞと臨也が頭だけを出して、不満そうに顔をしかめる。顔が赤いのは布団を被っていたからだけではないだろう。 「遅い……あと5分遅れたら寝てた」 「……わりぃ」 今日この日、俺は実の弟とセックスすることになった。 「はい、ローション」 「……こんなもんどうしたんだよ」 「友達がくれた。あぁ、兄貴とヤるとか言ってないからね?」 既に服を脱いでいるらしい臨也は、布団から出てこようとはしなかった。嫌味にもとれる反応をすると、早く脱ぐよう急かされる。手に持ったボトルには、ドロドロとした液体が入っていた。 実の弟相手にこんなことをするのは今日が初めてではなかった。両親が共働きで自然と二人で過ごしてきた。 今よりももっと小さかった臨也は俺の傍を離れようとはしなかった。それが存外可愛らしくて、俺は毎日のように臨也に対して過剰なスキンシップをしていた。それはいつの間にか、少しばかり性的なものも混じっていたが。臨也が俺に触ることもあった。初めてキスしたのも臨也だ。そしてこの間突然、臨也は挿れて欲しいと言い出した。ついこの間、臨也は精通をした。初めて見た白くねばついたそれに、臨也は嬉しそうに笑った。口から俺の出した精液を垂らしながら。 明日はお互い休みだ。このところ抜き合ったあと、臨也が後ろを触れと言い始めていたのはこのせいか。 着ているものを全て脱ぎ、布団の中に入る。偶然触れた臨也の手はとても冷たかった。 「シズちゃんの手、熱すぎない?」 「手前が冷たいんだろ……」 臨也の顔に手を添えてキスをする。いつも生意気な事を言うが、臨也はキスが好きらしい。家族でテレビを見ていると隙あらばキスを迫ってきた。おかげでこっちはバレないかヒヤヒヤしている。 俺のに合わせるように動く臨也の舌を甘噛んでやると、首に腕を回してきた。一回り以上小さな身体はぴくぴくと震えている。 「ぷはっ……!はぁ、あ……あん……」 そのまま口から垂れた唾液を舐めとり、首筋へと舌を滑らせていく。服に隠れるような場所に痕をつける。前にふざけて臨也にバレないようにつけたそれは友達に見られたらしく、物凄く怒らせてしまった。 「し、シズちゃ……は、うぅん」 乳首を口に含み舐めたり吸ったりすると臨也は息を乱した。普段生意気なことを言っている弟も、快楽には従順だ。指でもう片方を弄れば自然と腰が揺れ始める。先走りで濡れたそれはぴたぴたと腹を打っていた。布団が汚れると面倒だから、臨也の上に覆い被さった。臨也の性器に自分のを近付ければ、先端同士が擦れ合ってねちゃねちゃと粘着質な音を立てていた。 「シズちゃんの、も……一緒に擦って、よ……」 泣きそうな声で懇願されたせいで、俺のはさらに大きさを増した。臨也の手も性器に添えて、自分のを重ね上下に動かす。大きさの違う性器はお互いの敏感な部分を刺激し合っていた。 「で、出そう……」 「あぁ……俺も」 「お腹の上……出して……ひ、あ、あぁっ!」 臨也はシーツを強く握り締めながら、射精する感覚に耐え自分の腹の上に射精した。それに続いて俺も射精する。臨也よりも量も勢いもあるそれは、胸まで白く汚した。腹の上に溜まった精液を指で弄ると、臨也は指先についたそれを舐め始めた。 「それやめろって……」 「え、なんで?」 俺はあまり臨也が精液を飲むことを良く思っていない。フェラをするのも同じだ。そういうときに限って臨也はフェラが好きだし、精液も自分から飲みたがる。俺がするのはいいが、やはりあまり飲ませたいものではなかった。 ローションの蓋を開けて中身を手のひらに垂らした。どろついたそれは冷たくて、温めるように少しかき混ぜてみた。 不安げにそれを見る臨也を安心させるように、キスをたくさんした。舌を絡めるだけでなく、頬や額も。少しは緊張が抜けたのか、ふにゃりと笑った臨也はゆっくりと足を開いた。また僅かに勃起している性器の下、ひくつくそこに視線を向ける。 「い、挿れるからな……」 「うん……あ、ひゃう……っ」 指先にローションを絡めて臨也のそこを軽く撫でた。いつもは精液で濡らして指を入れている。普段より滑りのあるそれは簡単に中へと入っていった。 「大丈夫か……?」 「ん、んぅ……っなんか、やっぱり、変なの……」 初めてのローションの感覚はあまりいいものではないらしい。臨也はまじまじと自分の尻の穴を見ていた。小さい身体ながらもくぱくぱと収縮しては、必死に俺の指を飲み込もうとしている。 「あ、あれ……?」 中を広げるように指を動かしていると、不意に臨也が声を上げた。まさか痛かったのかと顔を見れば、目をパチパチとさせながら俺の顔を見てきた。 「どうした、痛かったか?」 「や、なんか……ううん、大丈夫……指増やしても、いいよ……」 また息を乱し始めた臨也は、ゆるゆると腰を動かし始めた。顔色を見ながら指を増やしたが、どうも様子がおかしい。さっきから顔は真っ赤で、自分の指を舐めたりしている。 「なぁ、やっぱり挿れるのやめ」 「や、やだぁ……!」 泣き叫ぶような声に思わず焦ってしまった。あまり大きい声を出すと両親に気付かれてしまう。 「お、俺が……挿れてって言ってるんだから、挿れてよぉ……!」 ほとんど泣いているような臨也の表情に、俺はついに我慢ができなくなってしまった。しがみついてきた臨也をベッドに押し付ける。 「痛かったら言えよ?」 「わ、わかった……から、早く……!」 後半へ。 キャラ崩壊に嫌悪した方は回れ右。後半もっと酷いので…… |