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可愛い俺だけの怪物



イザシズです。ギャグとかではなく完全なイザシズですので苦手な方は見ないで下さい。














ベッドの上に仰向けに寝転んで俺を見上げる表情はまるで別人の様な眼差しだった。自らの精液で汚れた衣服はほとんど機能を果たしていない。
肌蹴た胸元にある乳首はシズちゃんの家にあった洗濯バサミで挟んでみた。意外に綺麗なピンク色をしていたそこはすぐに充血し、今では見事に真っ赤に染まっている。

「シズちゃん、それ気持ちいいの?」
「や、うぅ……んぅ……」

俺の言った『それ』と言うのは洗濯バサミのことじゃない。シズちゃんの長い脚を開脚させた状態で縛り、曝された尻の穴に突っ込まれている俺の携帯電話のことだ。
防水性のそれは不要になった携帯で、踏み潰して壊そうかと思案していたところにシズちゃんに会った。何の疑いもなく自宅に俺を招き入れたシズちゃんに彼の好きな舌を絡めるキスをたくさんして、俺の言う事をある程度聞いてくれるようになってくれたところで今していることを提案した。
普段からこう言う事になると恥ずかしがりながらも聞いてくれるシズちゃんはさすがに抵抗したけど、気持ちいいことが大好きだから従順に従ってくれる。

「ただ挿れてるだけじゃ気持ち良くないよねぇ……ほら、まだ通話できるから自分の携帯からかけなよ」
「な、何言って……」
「ちゃんと番号教えてあげるから、自分で押すんだよ?」
「う……いざやぁ……っ」
「可愛い声出してもダメ。ほらほら言うよ。090……」

俺が数字を読み上げ始めると、震えた指は慌てて番号を押していく。その顔があまりにも必死で俺はシズちゃんの耳元で直接数字を囁いた。息を吹き掛けるように呟けばシズちゃんは、またキスをねだり始めた。それを無視していると、軽快な着信音とともに震え始めたそれにシズちゃんは背中をのけぞらして悦んだ。太ももはびくびくと痙攣して、つま先は皺くちゃのシーツを蹴っていた。助けを呼ぶみたいに手を伸ばしてきたから、その手を握り返してあげた。正直握り返してくる力は強くて、下手をすれば折られてしまいそうな気さえする。

「い、あぁっあ、う、あぁん」
「あははっ!気持ちいいんだねシズちゃん。ちんぽぴくぴくしてるよ?」
「言う、なぁ……!あ、う、うぅ」

携帯は太さこそあれ長さはない。浅いところだけ刺激されることに焦れたらしいシズちゃんはちらちらと俺の下半身を見始めた。すると着信音は止み、携帯の振動も止まった。それに明らかに残念そうな顔を浮かべたシズちゃんに内心笑いが止まらなかった。

「あーあぁ……射精できなかったねぇ。どうする?また電話する?」

洗濯バサミを引っ張りながら問うとシズちゃんはゴクリと喉を慣らした。

「い、いざやの、が……いい」
「んー……俺はそんなおねだりの仕方教えてないよね?また一から教えなきゃいけないの?またちんぽ縛られたまま放置されたい?尻にバイブ2本突っ込んでさぁ……あれ凄かったね。何回も空イキして、シズちゃんワケわかんなくなって……」
「あ……」

全部今まで実際にしたことだ。シズちゃんほどの腕力なら勝手に外すことも可能なのに、彼は律儀に言いつけを守っていた。その状態で仕事に行かされても怒ることはなく、ただ俺からのご褒美を待ち続けていた。

「い、臨也の……臨也の、で……」

そこまで言って、シズちゃんは耐えきれず泣き始めてしまった。

「やぁ……臨也、いや、だ……!」

俺の肩口に顔を埋めてくるシズちゃんを何とか押さえ込んで、目元の涙を舐めとる。少し落ち着いたらしいシズちゃんは相変わらず不安そうな目で俺を見ていた。だがその目には、期待も含まれていると俺は知っていた。

「……言って、シズちゃん。俺シズちゃんに言葉にして欲しい。シズちゃんの声で聞きたい」

片方だけ洗濯バサミを外して、消毒するように乳首を舐めたり吸ったりした。すぐに蕩けたような表情になったシズちゃんは、俺の動作をずっと見つめていた。

「ふ……あ、あぁ……」
「ふふ、気持ち良さそうだね。でもこんなのじゃ、イけないでしょ?」

指でくにくにと乳首を潰すとシズちゃんはコクコクと頷いた。それからしばらく考えて、自分から縛られた太ももを開いた。広がった穴からは携帯が少しずつ出てきていた。

「い、臨也のちんぽで、俺の尻の穴、ぐちゅぐちゅに……し、してくださ、い……」

すべて言い切ったシズちゃんは、自分の指で穴を広げて携帯を出してしまった。もうそれはいらないからと床に放る。

「ほら、いい子。シズちゃんはちゃんとできる子だもんね?ちゃんとできたからご褒美あげなきゃ……」

足を縛っていた紐を切ると、すぐに太ももで俺の腰を挟んできた。ちょっと筋肉質で柔らかさの足らない足を撫でてやると、シズちゃんは腰を揺らした。下着をずらして既に先走りを垂らしている俺のちんぽを見せると、シズちゃんは涎を溢しながら喜んだ。
ひくひくしているようにも見える穴にちんぽを擦り付けて、ゆっくりと挿入していく。

「ひ、あ、あぁっ……」

ずるずると入っていく感触に悶えているらしいシズちゃんの乳首も弄ってあげた。この分だと明日も腫れは引かないだろうに。また絆創膏を貼って仕事に行くのだろうか。それはそれで可愛いのだけど。

「いざやっ気持ちいぃ、あ、それ、いい……っ」
「今日はいっぱい時間あるから、あとで乳首だけで射精できるように練習しようね?」
「する、何でもするから、もっと、あ、あぁっ!」
「ふふ、シズちゃん可愛い……」

シズちゃんの腹に付きそうなほど勃起したちんぽを扱きながら、俺はまだ付けたままの洗濯バサミを思いっきり引っ張った。













初めての1342である。
まさか書くとは思わなかった。
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