小説 | ナノ
縦に振ればもっと



ちょっとMな静雄。









床に這いつくばった姿は実に滑稽だった。いつもは俺を睨みつけている瞳も、今は熱で蕩けた目をしている。そんなシズちゃんの下半身を靴を踏みつければ、唸り声のような喘ぎ声を上げた。彼のちんぽは硬く勃起していて、黒のズボンを一目でわかるほど押し上げている。
まだ見たことはないが、おそらく凄く大きいんだろう。自然と俺は、喉を鳴らしていた。

「気持ちいの、シズちゃん?俺にちんぽ踏まれて勃起するとか変態みたい」
「う、るせぇ……う、あぁっ」
「ほーら……そんなこと言ったら潰しちゃうよ?」

もちろんそんなつもりはないが、シズちゃんは俺の言葉に臆したみたいだ。それに気を良くして、靴越しでも気持ちいいような力加減で全体を刺激してあげる。
たまらないのか座り込んでいたシズちゃんは、俺の太もも辺りに頭を擦り付けて来た。口から涎を垂らしながら悶えるシズちゃんの姿に、俺も完全に欲情していた。
自分のズボンのベルトを外して、ファスナーを下ろす。下着の中に手を入れれば、案の定ぐちゅりと言う濡れた音がした。手を見れば透明の粘ついた液体。それを見たシズちゃんがゴクリと喉を鳴らしたのを俺は見逃さなかった。

「……舐めたいの、シズちゃん?」
「……」

うんとも言わなければ、いつもみたいに罵倒の言葉も返って来ない。口元に先走りで濡れた手を近付けてやると、シズちゃんは一瞬躊躇したが、すぐ必死に舐め始めた。
これが俺の手だと言う事を忘れているかのように、指の間まで丹念に舐めとって行く。でもそれもすぐに全て舐めとってしまって、しばらく何もない手の平を舐めていた。
そして視線は俺の下半身へと移った。鼻先を下着越しのちんぽに押し付けて、匂いを嗅いでいるようだった。あのいつも俺のことを嫌いだ死ねだと言っているシズちゃんがだ。興奮しないわけがない。
俺はシズちゃんの頭を優しく撫でてやりながら、ゆっくりとした手つきで下着からちんぽを取り出した。先走りにまみれているそれ。取り出した瞬間、シズちゃんは大きく口を開けてぱくりと口に含んでしまった。

「ん、うぅ、んぐっ」
「ふ、あぁ!シズちゃ、んあぁ!」

じゅぽじゅぽと音を立てながら、どこで知ったのかシズちゃんはちんぽに舌まで器用に這わせていた。たまらずシズちゃんの頭に手を添えて腰を前後に動かす。喉の奥を突くたびにシズちゃんは目に涙を浮かべては、必死に口を大きく開けていた。

「き、気持ちぃ……先っぽぐりぐりって、もっと……」
「ふぐ、んむ……」
「出ちゃう、出るから、全部……の、飲んで、ん、あぁ!」
「んぐぅ……!」

シズちゃんの歯が当たった瞬間、俺は口の中に射精した。てっきりすぐに飲んでくれると思っていたら、やはりそれは渋るらしい。仕方がないからシズちゃんの顔を両手で押さえて口付けた。固く閉じていた唇を開かせて口内に舌を入れれば、面白いくらいにシズちゃんの身体は震えた。
中に残したままの精液を二人で舐め合うみたいに舌で絡めては、俺の唾液ごとシズちゃんに飲ませていく。それを素直に受け入れているシズちゃんは少可愛く思えた。弱々しく俺の服を掴んでくるものだから、たまらず後頭部を押さえてキスを深くしてやった。

「ぷはっ……あ、はぁ……」
「げほっ!手前……何しやがる……」
「だって、シズちゃん可愛いんだもん」
「はぁ!?」

顔を真っ赤にして怒ってはいるが、口から唾液を垂らしながら言われても怖くも何ともない。それを指ですくってやれば、当然と言った感じで指ごと口に含んで舐めとってしまった。

「俺のおいしかった?シズちゃん真っ赤になりながら俺のちんぽしゃぶるんだもん……つい中に出しちゃった。お礼にシズちゃん踏まれるの好きみたいだから、足でしてあげるね……」

汚れてしまった下着が気持ち悪かったから、下に穿いていたものはすべて脱いでしまった。靴下を脱いで、ぼんやりしているシズちゃんのズボンから勃起したちんぽを取り出す。
想像していた以上に大きなそれは、下着から出した瞬間先走りを飛ばして腹につくほど硬くなっていた。

「すご……これで童貞とか、馬鹿みたい」
「いちいちうるせぇ奴だな……!」
「もう、ごめんってば。いっぱい気持ち良くしてあげるから許してよ、ね?」

足の指を使ってシズちゃんのちんぽを掴む。先走りでぬるついたそれはすぐに滑ってしまった。後ろに手を突いて、重心を腕にかけてやりながら器用にちんぽを刺激する。擦ったり、指で挟んだり、先端に爪を立てたり。その度にシズちゃんは俺の足にちんぽを押しつけて来た。

「い、臨也ぁ……っ」
「ふふ、シズちゃん、気持ちいいんだ……」

シズちゃんの気持ちよさそうな顔に耐えきれなくて、俺は自分のシャツを脱ぎ棄てた。乳首はピンと立っていて、震えているように見える。足の動きを疎かにしないように気をつけながら乳首を引っ張れば、さっき出したばかりのちんぽはまた反応し始めた。

「手前、男のくせに、んなとこ弄りやがって……!」
「だ、だって、おっぱい抓るの、気持ち良くて、ちんぽびくびくするのぉっ」

ぐりぐりと乳首を弄れば弄るほど、シズちゃんは舌舐めずりして俺のちんぽを見ていた。だがだんだんその視線は下に下がって行き、どこか違うところを見ているようだった。

「なんか、ケツの穴……ひくついてんぞ」
「そ、そんなとこ、見ないでよぉ……っ」

そうはいってもシズちゃんの視線はそこから動かない。それどころか上半身を前のめりにして、そこへと顔を近付け始めた。そうなればシズちゃんのちんぽを扱いていた足ももう意味はなくて、さらには太ももを掴まれて左右に思いっきり開かされた。
勢い良く引っ張られたものだからバランスを崩して後頭部を床にぶつけた。人が痛みに悶えていると、シズちゃんは俺の足を肩に乗せてじっくりとそこを見ていた。顔を近付けているせいで息が当たって腰がぞくぞくした。

「そこ、挿れたい……?」
「……はぁ?」

あまりにも熱心に見詰めるものだから、やり方を知っていると思ったがどうやら違うらしい。指を濡らして、そこを自分で撫でて見せる。

「ここにね、ちんぽ挿れたら凄く気持ちいいよ?足や口でされるのとは比べ物にならないくらい……」
「……入るのかよ、こんなとこ」
「入るよ、ちゃんと準備したらね……」

指先で数回アナルを刺激すれば、いつも一人でするときに弄っているそこは簡単に指を飲み込んだ。だがすぐに引き抜いて、そこを両手で開いた。

「もっと気持ち良くなりたいでしょ?シズちゃん」
「……」

またシズちゃんは何の反応もない。ただ勃起したちんぽが先走りの量を増やしていた。

「ここ……舐めれる?」
「舐めたら……いいのかよ」
「そう、だよ……ちゃんと、中に涎いっぱい流し込んでね?ローションとかないから……」
「……分かった」

シズちゃんは口の中で唾液を溜めると、そのままアナルへと垂らした。少し体勢がきついが、この方がシズちゃんが俺のアナルを舐めるのが良く見える。温かいそれはひくつく度に中に流れ込んでいった。それを数回繰り返すと、今度は周りを舐め始めた。

「ん、んぅ……」
「こういうの、よくするのかよ」
「さぁ……どうかなぁ。シズちゃんは誰かにちんぽ踏まれるの、好きなの?」
「んなわけねぇだろ」

最後にじゅっとそこに吸いつくと、そのまま中へ舌を押しこみ始めた。まだ解けていないそこは最初こそ拒んでいたが、すぐに柔らかくなってきた。ぐにぐにと温かい舌が中を擦りあげていく。

「は、あぁっ……」

唾液で濡れたそこはひくつき、舌以上のものが欲しくて堪らなかった。シズちゃんと目が会う。それはまるで、待てをされた犬のようだった。指をアナルへと添えて広げてみせる。シズちゃんだけでなく、俺も限界だった。
シズちゃんは俺の腰を上にあげると、アナルへとちんぽを突っ込んできた。上から押さえつけるみたいな体位で苦しかったが、太くて大きなシズちゃんの性器はずぷずぷと奥へと入って来る。全部入るのか心配していると、下生えが尻に触れた。心配する必要はなかったらしい。

「き、もちぃでしょ?シズちゃん、俺のなか、すぷずぷって……」
「うぁ、あぁ……し、締めん、な……!」
「だって、おっきいから……」

ぱんぱんとぶつかるお互いの肌は汗ばんでいて、シズちゃんは必死に腰を動かしているようだった。

「あ……あ、あぁ……」
「そ、なに、激しくしないで、よぉっ」
「はぁっ……あぁ……」

シズちゃんは全く俺の声が耳に入っていないようで、一心不乱に前後や上下に腰を動かしていた。

「は……あぁ……っ」
「シズちゃ……あぁっ」

不意に俺のちんぽを握ると、そのまま上下に擦り始めた。ただ擦るだけの動作なのに今にも射精しそうになる。シズちゃんも出したいのか奥まで押し込むと、先端へと爪を立てて来た。

「ひ、あぁぁぁぁっ!」

ちんぽから出た精液は全部俺の顔や上半身にかかってしまった。口の中にまで少し入ってしまって、

「い、ざや……くっ」
「あ……あぁ……」

どくどくと脈打ちながらシズちゃんのちんぽは射精していた。中が温かいそれで満たされていくのが分かった。男の出す量がどれくらいなのか調べたことがないから分からないが、シズちゃんの射精は長く感じた。その分出された量も多い。下腹部を見れば僅かに膨らんでいる様にも見えた。

「で、出てる……シズちゃんの、俺のなか……」
「はぁ……あ……」
「あ、赤ちゃん、できちゃいそう……」

ぼそりと俺が呟いた言葉にシズちゃん顔を赤くしていた。俺の上に覆いかぶさると、身体に飛び散ってしまった精液を丹念に舐めとってくれた。顔にもついたそれを舐めとると、そのまま口付けて来る。案の定シズちゃんの口の中はドロリとしたそれが残っていて、俺への仕返しなのか同じように飲ませて来た。

「んにゅ、はむ……んちゅ」
「は、んぅ……んぐ」

ぴちゃぴちゃと精液と唾液を交換すれば、またシズちゃんは腰をゆるゆると動かし始めた。どうやらいたく俺の中が気に入ったらしい。すぐにそれはパンパンという肌を打つほど激しいものになった。

「き、気持ちいいで、しょ?シズちゃ……」
「ん……あぁ」
「でも、ね、シズちゃん……突っ込まれる方も、気持ちいいんだよ……?」

シズちゃんの腰の動きが止まる。視線はまたアナルへと向けられた。奥深くシズちゃんのちんぽを飲み込んでいるそれはギチギチに広がり、擦れたせいで赤くなっていた。

「ちんぽでね、奥突かれたり、中擦られたらすぐに射精しちゃうんだ……」

これ以上ないほど広がっているそこに指を少しずつ挿入していけば、わずかな隙間から中に出された精液が溢れて来た。
中に出されたのはよっぽどの量なのか、大量のそれはぶちゅぶちゅと音を立てて流れ出て来る。

「こうやって中に出されたら、気持ち良くって……俺、もう突っ込まれる方が好きなんだよね」

これは本当だ。いつも適当な奴に口淫やアナルを弄らせたりしていた。誰かに挿入するなんて考えたことがない。いつも相手は男だ。手で扱いてやったこともある。でもそれ以上、俺に挿入するのはいつも玩具でシズちゃんはある意味初めての相手なのかもしれない。シズちゃんの頬に手を伸ばして、輪郭に沿って指を滑らせる。口元に指を押しあてれば、まるで反射みたいにしゃぶり始めた。

「もっと気持ちいこと……教えてほしいよね、シズちゃん……?」

そう俺が問いかければ、彼は今度こそコクリと頷いた。






















即席!受け臭い静雄も好きなのです!だがシズイザである!


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