その日世界は目を覚ましたの
しわくちゃのラブレター
アンドロメダの相談室
二年前の二秒間
リボンを結んだ小指
心を満たす声
愛の滴るチョコレート
電話をくれないのね
日曜日の天気予報、雨
湯あたりと君の太もも
「私は話したくない」
「僕は離したくない」
これからきみの夢をみる
夜を知らないのは私だけ
野の花を君に見立てて
ほんのりと色づいた朝
絡まった指ときみの息
無意識に君をみているらしい
縮まった距離に花を撒く
キラキラした昨日の囁き
ラベルを剥がす指を見ていた