謹賀新年

05


 だが、見ていないのなら好都合だ。下手に暴れられることもない。薫はにやりと笑う。
 薫の唾液に濡れて光り、慣らされて小さく口を開くア○ルに、容赦なく薫はローターを挿し入れた。

 くぷっ…

「ぅあ?! ぁ、ぁ、や、な、なに…っ!」
「いいもの。あげるって言ったでしょ?」
「ぃ、いやッ…なに、いらな、いらない…っ、抜いて…!」
「駄目だよ。ほら、どんどん奥まで入ってく」
「あぁあ、ぁ、あ…っ!」

 コード付きのローターだからと、指を根元まで入れて、出来る限り深いところに置き去りにする。
 指を抜くと、ぎちぎちテープを鳴かせて、腸内の異物感に和久は悶えた。

「ぅく、く、ぅ…ッ、う、うぅ…っ」

 動けば動くほど刺激されることに気付いて、和久の動きが弱まる。
 そうはさせない。

「好きだよ、和兄。今までの…17年の想い、受け取って?」

 まさか0歳からということはないだろうが、思春期のヤりたい盛りを我慢し続けていたことを思えば、それくらいの重みはあるだろう。

 かちん、とスイッチを入れた。

「ぅあぁああ!!」

 当然初めてであろう感触を、和久は躯中で感じているようだった。どうやら薫が思うよりもナカが敏感らしい。
 尻に耳を近付ければ、小さくヴヴヴヴ、と玩具の振動音が聞こえる。

「あッああッ、あっあっ、あぁッ、あぁあっ!」

 腰をのたうたせ、無意識にペ○スをシーツに擦り付けて、和久が乱れる。

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