聖夜のナマ配信

02


 じゃらじゃら鎖が鳴る事すらイケメンは楽しんでいるようだ。


 今度はイケメンの身体が俺に寄り添い、薄っぺらい服の上から俺の乳首をいきなり食んだ。

「んぅ…ッ!?」

 ぴくんッ、と思わず躯が跳ねた。


 うっとりとイケメンが笑う。

「あー…乳首勃ってる… 堪んねー…。じゃいつものクイズ行こっか。サンタさんの乳首は何色でしょーか? あはは、すっげ、見える?」

 イケメンが側に置いていたタブレットを仰向けの俺の眼前にかざした。

「んゥ…っ」


 画面には[ピンクピンク!]やら[使われてない薄いベージュだと嬉しい]やら[そこは真っ赤だろ]やら、[それより珍子早く]やら[処女ま○この色のが気になる]やらそんなコメントがずらずらと並んでいた。


 しかもイケメンは服の上から俺の乳首を吸い続けていて、その熱く濡れて荒い繊維が擦れる感覚も相俟ってくらくらと目眩がする。

 普通に猿轡の所為で息苦しい、という事もある。


 イケメンはちゅぱちゅぱと俺の乳首を吸いながら画面のコメントを満足気に眺めていたが、突然がっしとサンタ服の裾を掴んだ。

「は〜い、じゃあ正解は〜、」

 安物のそれは大きなボタンはついているが、前開きの構造にはなっていない。

 ぐいと胸まで衣装をたくし上げられて、即座にカメラが俺の胸に寄った。


「ぅわえっろー。お前ら見える? ほら、正解はめちゃくちゃ薄いピンクでーす、か〜わい〜。勃起してんのにこんな綺麗なピンクとかあんだねー」

「んッ、ゥ…!」


 むにむにと無い胸を揉みながらイケメンが俺を見上げて来る。俺からは自分の乳首なんて見えないけれど、その明らかに欲情した目にゾッとした。

 頬を俺の胸板に付けたまま、れろォ…と嫌に赤いイケメンの舌が乳首を舐め弾く。


「んっ…!」

「画面の向こうのお前らはしっかりシコシコしろよ? ほら勃起乳首ぷるぷる〜、逆の乳首も揉んでやるからな」

「んッん゙ゥ!」


 言葉通り、俺の乳頭を舌がぷるぷるぷるぷる弾き、逆側の乳首を根元から扱き上げられる。

 タブレットには[サンタさんのおっぱいハァハァ][あんなに扱いてんのにピンクのままじゃんすげー][一射出た][唾液に濡れたピンク乳首エッッッッッ]などの気持ち悪いコメントが溢れていく。


「んっ…ふ…ッん゙…ッ」

「サンタさん、乳首好きなんだねー」

「ッンっ!」

「ち○ぽ勃起してる。分かる? 先っぽ。俺の指、布の上でヌリュヌリュ滑ってんの」

「っ、んッ…! ん゙んぅ…っ」

「ズボン、色変わってるよ〜? この中…ガマン汁ぐちょぐちょなんじゃねーの?」


 股間を撫で回される感覚に、性器が硬くなっているのをまざまざと思い知らされる。


 恥ずかしくて情けなくて、視界が涙に歪んだ。

「んぅ…ッ、ん…っ」


「あー泣いちゃったー。でも泣き顔もかわいいからこのまんまレ○プしまーす」

 少しずつ息を荒げながらイケメンはずるんと俺のズボンを膝まで下げた。

 ぶるんッ、と俺の性器が解放されてそそり立つ。


 そんな姿を、配信されて、いる。しにたい…っ。


「ン゙ん゙ぅ! ぅ゙ぅ゙ぅ゙〜ッ!」

「はーえっろ…おいしそ…。お前ら見える? このガマン汁ダラダラ垂れ流し勃起ち○ぽ。てらてら光ってんの。はは、[しゃぶりてぇ][シコシコしたげたい]? じゃーお前らの代わりにシコシコジュルジュルしてやるよ」

「んン゙ぅ゙!?」


 熱い粘膜が亀頭をねっとりと包み込んで、走り抜けるような電撃が走った。

 それだけでも涙が散ったのに、れろれろと舌が俺の性器のくびれやらワレメやらを舐め回し、輪っかを作った男の太い指が俺の陰茎を、裏スジを、容赦なく扱き上げる。


「ぅ゙うう! ゥ゙ゔ〜っ! ぅ゙ぅ゙〜ッ!」



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