FANATIC LOVE

09




 コリコリっ

「ッ、! ッ…ッ!」
「あぁ、すみません! 大丈夫です。おっしゃる通り虫が出ただけですので…!」
「なぁんだ、ビビったっスよ。んじゃ」

 コリコリコリコリッ

「ッッ! …ッ!」


 全身を狂わせる場所を3本の指で嬲り続けながら稲坂が応じて、男性たちは笑いながら手を洗ってトイレから出て行く。

「なんか声違った気がするけどな」
「よっぽど嫌いなんじゃないスか」

 トイレ自体のドアが閉まる音に赤谷が気を抜く暇もなく、


 コリコリコリコリコリコリコリッ!

「ッ! っは…ぁっ…! ぁっぁっ…ッ〜〜〜っ!」


 ぐちぐちと秘孔が音を立てるくらい激しく突き動かされ、快楽が弾けて──絶頂した。
 脚がぴんと伸び、弄られるシコリから届く甘美な痺れで頭が染まる。

 だが。

「ぁっぁっ…ッんっんんん…っ!」


 気持ち悦いのが、止まらない。


「ゃ、な、で…っぁっあんッ!」

 コリコリコリコリコリコリコリッ!

「ひぅん…っゃぁ…ッ、ぁひっ、ひっ、ぁッあーっ!」

 びくびくッ! びくびくびくッ!

「ゃ、ぁ…っ、ゃら、こわ…っあっアっっ〜〜〜!」


 絶頂が、シコリを捏ね回される限り、終らない。

「あーすごい…すっごい締まる…熱くて気持ち悦い…」

 ガクガク腰を振りたくるしかできず、息もうまくできない。涙が勝手に溢れて、指を抜かれた瞬間にその場に崩れ落ちた。

「おっ、と。ほらおいで」

 抱き起こされ、大きく股を開いて便座に座る稲坂の腿を跨ぐように座らされる。
 縛られ、棒が挿さった性器は勃起したままで、萎える事もない。

「…っは…ぁ…っ、はぁ…っ」
「アイドルがおしりの孔でドライしちゃうなんてえっちだねぇ」
「んッ…!」

 硬く赤くなった性器を掴まれる。ぶるんと揺れた性器は、相変わらずどろどろに汚れてはいたけれど、その体液の中に白濁はなかった。

「次はこっちを気持ち悦くしてあげるよ。お手てもね」

 ねっとりとまた指を舐めるのを見せつけてから咥え、片手は性器のカリ首を擦り、もう片方の手は棒についた輪を掴んで、こちらもピストンを始める。


 ぬぽぽぽぽッ、ぬちゅくちゅちゅっ、

「ひァあっ!? ぁひっ、ぁんっそっそれ…っそぇ、いゃあっ!」
「おちんちんのナカ擦られるのって、女の子が膣におちんちん挿れられた時と同じくらい気持ち悦いらしいよ。女の子の気持ち分かる? 赤谷くん」

 ぬぽぽぽぽッ、ぬちゅくちゅちゅっ、

「ひぅんッ…! わっ、わかんな…!」
「もっと激しい方が分かるかな?」

 ぬぢゅッぬぢゅッぬぢゅッぬぢゅッ!

「まッ──ぁっあんッぁっぁひィ…ッ! そぇ…っそぇゃらぁあ…っ!」
「それって?」
「ぐちゅぐちゅっ…! 棒、ぐちゅぐちゅするの…っ」
「どこに?」
「ッぁっぁっぁっぁっ、ちっ、ちんちんん…っ」

 悶える赤谷を稲坂は嬉しそうに見つめる。

「誰の?」
「ッおれ、おれのぉ…っぁんっ」
「ちゃんと全部もう1回言って?」


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