防虫加工

02


 昼過ぎに帰宅して、少し時間を置いてみていた。もうそろそろ薬も切れているだろう。
 兄ちゃんの部屋に行く。鍵は、かかったままだ。

「うんん…っんふ、はぁ…っはぁ、ぁ、くぅ…ッ」

 ドアの前に立つと、兄ちゃんの艶かしい声が漏れ聞こえる。ギチ、ギチ、という音と、荒い息遣い。

「イイコにしてた、兄ちゃん?」
「! ッ晃弘ぉ…っ!」

 ドアを開く。兄ちゃんの嬉しそうな声。

 真っ赤に勃ち上がったちんちんからは、僅かに淫水が垂れて、股間を濡らしている。
 ベッドの横に立つと、兄ちゃんは期待に潤んだ眼で見上げて来る。

「晃弘、あき、おねが、早くとって…ッおかしくなりそう…っ」

 薬が切れて、思考が回復する時間があったのだろうか。思っていたより兄ちゃんは乱れていなかった。
 ふるふると切なげに訴えてくる兄ちゃんが、それでも愛しくて堪らなくなる。

 勃ち上がった乳首をこねながらキスする。それだけで自分の股間もどんどん熱を持った。
 熱い舌を絡め、歯列をなぞる。

「んふ、ぅん…っ」

 蕩けた眼で兄ちゃんは俺を見る。俺も兄ちゃんの躯を撫で回して、隅々まで兄ちゃんを見る。
 垂れた淫水で濡れた秘孔を指で探り、コードを引いてローターを抜き出した。

「んぁああっ! あぁっ、あ、…っぁ」

 繋がれて膝を曲げられない兄ちゃんは、腿をぶるぶる震わせて啼いた。

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