踏み込んだ泥沼

04


 叫ぼうとしてもウザキさんの長い蛇みたいな舌が俺の口内を蹂躙して、俺は溢れる唾液すら飲み込めず、素人のように唇の端から垂らす始末だ。

 まさか。
 まさかまさかまさかまさか。

(俺が、犯される?!)

 冗談じゃない! 俺はタチだ、バリタチだ。ア○ルにペ○ス突っ込んで欲しいなんて一度たりとも思ったことはない。

 俺は必死で首を振ってウザキさんのキスから逃れ、ちゅ、ちゅう、と音を立てて乳首に吸いつくイトウを胸板で押し返した。

「ザけんな! 俺はネコなんてやるつもりはねぇよ!」
「やだな、レオさん。僕は一度もタチ役をやって下さいなんて言ってませんよ。あなたが勝手についてきたんでしょう?」

 エガワがむに、と尻たぶを左右に開きながら笑う。

「っ、帰る、放せ!」
「だめです。アイバさんがスイッチ入っちゃってるので、帰れませんよ」

 イトウの台詞にアイバさんを見れば、彼は立派過ぎる筋立ったペ○スを既に取り出し、俺のボクサーパンツの中に突っ込んでくるところだった。
 ぬるっとした熱い塊が、俺のペ○スに擦りつけられる。

「ぅわ、わ、わ」
「アイバさんが落ち着いたら、帰ってもいいですよ。ただし、帰れるなら、ですが」

 ウザキさんがそう耳元で囁いて、エガワくん、と俺の背後の男を呼んだ。そして「はい」といい返事が聞こえたかと思うと、下着を引っ張られて、ぱつん、と軽い音がした。

「わ、レオさんお尻さすがに綺麗ですね。へへ、味見しちゃお」
「ちょっ?! ま、まさかっ」

 どうやら下着を切られて穴を空けられたらしい。俺は下着を履いたままア○ルを舐められるという屈辱を味わう羽目になっていた。

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