嘘はいけません

10


 見上げて来る後藤。その期待に満ちた、眼。
 屹立した性器が、感情を煽る。
 もう、止まらない。止まれない。

 はやく。
 おわらせ、たい。



「…いれ、て…っ」



「! 先生…!」



 こわれ、た。




+++

「あー、気ィ失っちゃった。可愛いねぇ青木」
「可愛いだろ。やんないぞ」
「どうする? コレ。サイトにでも載せちゃう?」
「んー…。やめとく。俺だけの先生だから」
「それさ、マジで言ってんの?」
「マジマジ。本気で好き。――壊したくなるくらい」
「はッ。青木カワイソー」
「愛してるからいーんだよ。ねっ、せーんせっ?」
「だから気ィ失ってるっつの。さっさと処理しろよ、ひと来るぜ」
「ああ。ありがとな、岡部」
「はいはい。ご馳走様でしたっと」


end.

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