in 【化学室】

高瀬 葵の場合 3


 張りのある先端をはむと咥えて、舌全体を丁寧に使って舐め回し、かと思えば尖らせた舌先で鈴口をくすぐる。甘く噛んだ直後に優しく唇を押し当て、躯の強張りが解れる一瞬に思い切り吸い上げれば、「あァっ…!」と腰が浮くくらいの快楽に喘ぐ。ぷじゅると愛液が溢れ出す。

「ぁ、ァ、ら、め…ッ」
「気持ち良い? 先生…いいよ、いっぱい出して、俺に飲ませてください」
「ッ…! っ!」

 真っ赤になった顔を懸命に隠しながら、やだとか、なんでとか、小さく喘ぐ中に紛れる声が、葵を更に興奮させる。
 掠れる声が、「ャだ、…イくっイく…っ」と呻くのが堪らない。
 色素の薄い髪が汗で額に張り付くのを梳いてやって、葵はその鼻先にもちゅっとキスを落とした。

「先生の精液、飲みますね」
「ゃっ…!?」

 わざとはっきりした言葉で告げて、亀頭を頬張る。羞恥を煽られたらしい真尋はがくんと跳ねて、葵の口内にたっぷりと吐精した。それでもまだ、脈打つ屹立は治まらない。

「も、も、や…やめ、やめてくれ、高瀬…っ」

 はぁ、はぁ、と乱れる吐息の下から、懸命に訴える真尋。イかされっぱなしの状態がつらいのかもしれない。

「判りました、先生」

 よいしょと真尋の躯を抱き起こす。シャツも白衣もくしゃくしゃになってしまった。
 安心した風の少し解れた表情がかわいい。そのかわいい顔の下で真っ赤になってビンビンに勃起しているペ○スがいやらしい。
 腰を寄せて、真尋の竿に自らの膨らんだ股間を擦りつけた。

「あ…ぇ…っ」

 他の生徒達と比べても、デカいと思う。真尋のと比べても、ひと回り以上は大きいような気がする。
 そんな膨らみが服越しとは言え、擦りつけられているのだから、真尋とて次に行われる行為の想像はつくだろう。

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