in 【音楽室】

蓮見 迅の場合 5



「…本当に変態だな、お前。すげーエロい顔してるぜ」
「ッ…だ、れが…ッ」
「ほら、止めんな。カワイーカワイーその舌で、ちんこ美味そうにしゃぶれよ。乳首までおっ勃てて、なに期待してんだ」
「んむ…っ」

 勃ち上がった乳首を抓んでやれば、きゅう、と眉が寄った。口角からつぅっと銀糸が垂れるのは、渉の唾液か、それとも。

「口から垂れてる。ちゃんと全部飲み込め」
「ん、っむ…」

 ちゅぶ、ちゅぷっ…

 んく、んくと渉の喉が動く。勿論、表情は悔しそうなまま──けれどあまりに悔しくて、迅の顔は見れないようだ。

「イイ子だ。美味いか?」

 くすと耳許で囁いてやれば、赤い耳が更に熱を帯びた。上級生だろうと、知らないなりに渉の態度から推測はできるが、淫乱な雌相手に繕う必要もない。


「なにしてるか判ってるか、琴羽? お前は今、学校の音楽室で。エロい顔して面識もない男のちんこしゃぶって。乳首勃起させて他人の先走り飲んでるんだ…なあ」


 さらり、金の髪を掻き混ぜると、悔しさからか羞恥からか、目尻に涙を浮かべて渉が睨んでくる。
 ただし口には育ち切った迅のペ○スを咥えたままだから、ただただ征服欲を煽るだけだ。

「ほら、もっと音立ててしゃぶれ。早く。舌も使え」
「ん゛ッ…ふ…っんむ゛ッ…」

 ちゅぶっ、ぢゅぷぷっ、
 くちゅ、ぢゅぷ、ぢゅぷ、ぢゅぷっ、

 軽く腰を揺すって催促してやれば、くしゃくしゃと泣きそうに顔を歪めて、けれど卑猥な水音を立てて渉は迅のペ○スを愛撫する。早い律動に、どうしても唇の端から溢れ出る透明な液体。

 ぢゅぷっぢゅぷッぢゅぷッ!


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