in 【化学室】

仲間 和正の場合 4


 さすがに、ペ○スを触ったときは「なっ仲間ッ!」と叱られる口調で叫ばれたが、もはやここまでして引き下がれない。

 少し青ざめた真尋に、そっと口付ける。

「ぇ…」

 茫然とする真尋の唇に、もう一度。今度は、舌を割り込ませる。

 びく、と震えた真尋の手が、ぎゅうと和正のシャツを握り締めた。弱々しく首が振られるが、拒絶しているようには見えない。


 むしろ、煽っている、ような。


 肌を撫でながら、くちゅくちゅと音を立てて、相手の舌を、唇を、貪る。同時にちゅこちゅことペ○スを扱くと真尋の躯が小刻みに震えた。


「ん…っ、んんッ…!」


 頭を抱えるようにして更に距離を詰めると、真尋は和正の脇の下から腕を背後に回して、しがみつくような形になる。だが、シャツを懸命に反対側に引っ張っているから、一応は拒絶している、らしい。

(…もっと、嫌がってくれたら、止まれるかもしれないのに)

 和正は知らない。既に真尋がふたりに犯されたあとだということ。散々『おねだり』までさせられて、真尋自身のプライドも躯もズタズタになっていること。そして何より、彼が『快感』を感じ始めてしまい――彼自身がその躯の変化に戸惑い切っていることを。

 深く口付けると、真尋の眼鏡が顔に当たる。和正も痛いが、真尋も痛いらしい。とにかく払いのけようと腕が動いたのを見て、和正はその腕を掴んで止めた。


「ダメ。眼鏡とらないで。俺のこと、ちゃんと見てて」


 告げると躯をずらし、和正が育てた真尋の熱く硬くなったペ○スを、口に咥えた。


「ひゃぅう!?」


 それは既にかなりの量の愛液を溢れさせており、和正は嬉しくなる。咥えたまま見上げてみると、真尋は顔を赤くし、眉を寄せ、目には涙を溜めて肩を震わせ、くしゃくしゃと和正の茶色の猫っ毛に指を絡めて、懸命に嬌声を殺そうと唇を噛み締めていた。

 破滅的に、煽情的な光景だった。


「んんぅう…ッ」



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