in 【教室】

三柴 幸成の場合 7


 
「ほら、恒太、どう? ごしごし擦られて、気持ちいい…っ?」
「っはあっ! はあっ! き、もち、です…っ! ゆきなり、さ、…きもちぃ…っ!」
「、恒太、どこ? どこが気持ちいい…?」
「ぜ、んぶ…っ! 全部っ、気持ちぃですう…っ!」

 恒太の腕が、幸成の首に巻き付く。彼の荒い吐息が耳に掛かる。
 全身全霊で感じているのが判る、艶めいた息。

「イケナイ生徒だっ…!」

 一旦抜けるギリギリまで引き抜いて、それから一気に最奥まで打ちつける。その瞬間、幸成は恒太の中に白濁を放った。

 同時に小筆も引き抜いたので恒太のペ○スからも白い欲望が放たれ、ふたりの腹をべっとりと汚した。

「はぁ…はぁ…っ」
「っはッ…、はっ…!」

 しばらく快感の余韻に浸り、ただふたりで抱き合う。
 それから幸成がゆっくりと躯を起こし、ティッシュで躯を拭って衣服をまとう。

「…良かったよ、――大島」

 言ってにっこり笑うと、恒太は茫然と床に座ったまま、幸成の顔を信じられないものを見るような眼で見つめた。

「またいつでも、幸成さんって、呼んでいいからね」

 すぐにグチャグチャにしてあげる。そう言い残し、幸成はゆっくりとした足取りでドアに近付き、廊下へと去った。


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