隣の子

06



「ほら、小高。お前が誘うから先生のち○ぽもこんなになっただろうが」

 ぶるんっ。

「ひっ…!?」

 ジャージごと下着を下ろして飛び出した美濃川の性器は、霙が見たことがないほど太く長かった。
 ガチガチに勃起しているのに大きく曲がったその形が嫌にリアルで、時折びくんびくんと跳ねるのが恐ろしい。
 青褪めて凝視する霙に、美濃川はその大きな凶器をわざと揺すって見せた。

「デカいだろう。今まで抱いた奴らはみんな泣き喚いてたけどな。終ったらみんなコレ無しじゃダメな淫乱になるから安心しろ。先生がしっかり調教してやるからな」

 意味が分からない。
 咄嗟に首を振ったものの、美濃川は一切応じるつもりなど最初から無いらしい。それはそうだろう。

 蕾の指を抜くと、美濃川は霙の上に乗り上げ両手首を捕まえて口許から引き剥がした。
 そしてその凶器の大きく膨らんだ亀頭を強く強く引き結ぶ唇に擦り付けてくる。顔を背けても、逃げられるわけもない。
 むわっと雄のニオイがして、また涙が浮かぶ。

「舐めろ、小高。コレがケツマ○コに入るんだと想像しながら、しっかりな」
「っ! っ!」
「濡らさないとお前のケツが裂けるだけだぞ。今更やめるなんて選択肢はないんだからな」

 獣みたいな目を光らせて、低い発情しきった声が囁いた。


「…欲しいんだろ?」

(ちがう…!)

 ちがう、…けど。


 どう足掻いても止められないのなら、少しでも自分の身体を守らなくてはならない。そう、そう思っただけ。それだけ。

 …ち、ろ…っ。

「くっ、…そう、いいコだなぁ小高…もっとだ」

 つるつるしている亀頭を、その大きく張り出したカリを、そして深く窪んだ鈴口へ舌を這わした途端、

「ッ!?」

 舌の上に苦い粘液が放射されて軽くパニックになった。

「ああ、悪い悪い。お前の舌遣いが悦かったから出ちまった。ほら、もっとたっぷり濡らせ」

 …ちゅる…、ちゅ…、ぴちゃ…ぺちゃ…っ
 ぴちゃ…っ、ちゅるっ、…ぺちゃっぺちゃっ、

「は…っはァ…っ」
「いいぞ…次は咥えろ」
「…ん、むゥッ…!」

 ぐぽぉ、と巨大な質量が唇を割って潜り込んで来る。
 さっきのヌルヌルした熱い液体が口腔内に擦りつけられて、満たされていく。込み上げる吐き気を涙目で耐えた。

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