夢から覚めるのを待つように、
薄翅色の天蓋をくぐる。
壁に飾られた百合の花は純潔
そして猛毒。

恐れをなしたこの手なら
何も掴めず何も終わらず。

あああ、もう聞こえない君の声が響いたら、
やっと目を覚ますことが出来そうなのです。



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