Tales | ナノ


▼ 弓使い的シンデレラ

※ヒスイが裏事情暴露しまくってる&レイヴンが可哀相

〈むかーしむかし、あるところにシンデレラという可愛い娘がいました。〉

ナタリア「シンデレラ、ここにまだ埃が残ってますわよ!」

アーチェ「はい、お母様!」

ヒスイ「おいシンデレラ、こっちも掃除しろ!」

ティトレイ「シンデレラ、もっと綺麗にしなさい!」

アーチェ「は、はい、お姉様!」

〈しかし、彼女は毎日意地悪なお母様とお姉様にいじめられていました。〉

ヒスイ「ってちょっと待てよ!なんで俺達意地悪な姉役なんだよ!?」

ティトレイ「しょうがないだろ、くじ引きでそうなったんだから」

ヒスイ「ちくしょう!どうして世の中はこんなにも不公平なんだ!(泣)」

〈少し我慢して下さいね、ヒスイさん。
 ある日、シンデレラ達の元に舞踏会の招待状が届きました。〉

ナタリア「ヒスイ、ティトレイ。舞踏会へ行きますわよ」

ティトレイ「はーい!じゃあ早速マイハチミツ持って来る!」

ヒスイ「ここでもハチミツかよ!せめて時代を考えろ!」

ナタリア「まあまあ、そんなことはお気になさらず。あとこの時代にハチミツがあったかどうかは管理人すらわかりませんもの」

ヒスイ「調べてくれ管理人・・・・・」

ナタリア「そうそう、シンデレラはお留守番ですわ」

アーチェ「わかりました、お母様」

〈シンデレラは掃除をするため、お留守番をすることになりました。〉

アーチェ「・・・舞踏会かあ。あたしも行きたかったなあ・・・・・」

〈シンデレラはそう呟きながら、掃除を続けました。
 すると、その時です。 窓の外から魔法使いが降って来ました。〉

レイヴン「そんなお嬢ちゃんの言葉を聞いてオッサン参上!!」

アーチェ「・・・・・・なんでこの人が魔法使いなの・・・?(蔑みの目)」

レイヴン「ちょ、その目やめてくんない!?オッサンすごい傷ついたんだけど!!(泣)」

〈これもくじ引きの結果ですよ(笑)〉

レイヴン「ナレーターも辛口ね・・・とりあえずお嬢ちゃん、舞踏会に行きたいんでしょう?」

アーチェ「もちろんだけど、ドレスなんて持ってないし・・・・」

レイヴン「それならオッサンに任せなさい!はい、シャランラ〜」

アーチェ「わあ・・・!!」

〈魔法使いが杖を一振りすると、あら不思議!
 一瞬でシンデレラの服が純白のドレスに変わったのです!
 更に、シンデレラの目の前にカボチャの馬車が現れました!〉

アーチェ「すごーい!これで舞踏会に行けるのね!」

レイヴン「もちろん!あ、でも12時になると魔法が解けるから、それまでに帰って来なさいよ!」

アーチェ「うん!!」

〈そして魔法老人オッサン☆マギカwはその場から姿を消しました。〉

レイヴン「ねえナレーター、オッサンそろそろ死にそうなんだけど!(泣)」



*******



〈舞踏会ではたくさんの人々が踊り、舞って、楽しんでいます。〉

アーチェ「うわっ、すごい豪華だなぁ」

ティトレイ「いやー、やっぱりハチミツは何にかけても美味しいな!」

ヒスイ「予想はしてたがなあああああ!!つーかお前の味覚ってホント何なの!?そしてさっさと台本進めろよ!!」

ウッドロウ「気にしなくていいだろう。あと裏事情はやめておけ(汗)」

〈さすがウッドロウ様、ツッコミも上手♪
 そして、シンデレラはそこで舞踏会の主催者である王子様に出会いました。〉

チェスター「・・・あのー、そこの貴女、俺と一緒に踊りませんか?」

アーチェ「はいっ、あたしで良ければ!」

〈シンデレラは王子様と楽しく踊りました。
 しかし、時計の針が12時を差しそうになっているのを見て、シンデレラは会場を出て行きました。〉

アーチェ「す、すいません王子様!さよなら!」

チェスター「ああっ!待ってくれ!」

アーチェ「きゃっ!!」

〈シンデレラは階段を降りる途中つまずいてしまい、ガラスの靴を落としてしまいました。〉

チェスター「ああ、あいつにもう一度会いたい・・・このガラスの靴にピッタリ合う娘を探してくれ」

ナナリー「わかったよ。任せといて」



*******



〈数日後、お城からの使いがシンデレラの家に来ました。
 姉達は試しにガラスの靴に足を通しますが、小さくて履けません。〉

ヒスイ「そりゃそうだわボケェ!男にこれは小さすぎるだろ履けるわけねえだろうが!!」

ティトレイ「落ち着けヒスイ」

ナタリア「私でもダメですわ・・・」

ナナリー「じゃあ、あんたもお願い」

アーチェ「え、あ、はい」

〈シンデレラがガラスの靴を履いてみると、なんということでしょう!
 今までどの娘にも合わなかったその靴がシンデレラの足にピッタリ収まったのです!!〉

アーチェ「わあ、ピッタリ・・・・・!」

チェスター「お前が、あの時の・・・!」

アーチェ「また貴方に会えて、嬉しい限りです・・・・」

チェスター「俺もだ。今すぐ、俺の城に来い」

アーチェ「はい!!」

〈こうしてシンデレラは王子様と結婚し、末永く幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし☆〉

ヒスイ「まあ物語の流れ的にそうなるわな」

―――――――――――
意味もなく書いた。
アーチェ→シンデレラ
チェスター→王子
ナタリア→継母
ヒスイ、ティトレイ→姉
レイヴン→魔法使い
ウッドロウ→王様
ナナリー→家来
チェルシー→ナレーター
 


prev / next

[ back to top ]



「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -