50音短編企画/クールビズ


※下ネタ注意




「おはようございまーす」
「おう、って、★!なんだその格好は!」
「なんですか獅郎さん。大きな声出して」
「なんですかじゃねぇよ!なんでそんな格好してんだ!」
「え、変ですか?お気に入りのノースリーブに昨日買ったショートパンツ」
「いやいやいや、お前そんなふざけた格好で祓魔に行く気か?!」
「ふざけてません、真面目です。それに任務の時は安全面も考えてちゃんと暑苦しいコートを着ますよ」
「そ、そうか、それなら、ってそうじゃなくてなんでそんな格好…」
「獅郎さんこそ朝からそんな暑そうな格好して、時代錯誤的です」
「はァ?なんでだよ」
「クールビズですよ、クールビズ」
「……なんだそれ、アイスの名前か」
「違いますよ。要は夏は涼しい格好で仕事しようってことですよ。」
「そ、そんなのがあるのか」
「そうですよ。具体的に言うならノーネクタイノージャケットとか、つまり暑いからってエアコンガンガンで冷やすんじゃなく、はじめから薄着で仕事しようってことです」
「成る程…」
「獅郎さんもティーシャツにハーフパンツとかどうですか?似合いますよきっと」
「いや、なんか抵抗が」
「そうですか?涼しいし動きやすいし、いいですよ」
「それにしても、ちょっと露出が多いんじゃねえか?」
「……なんですかいきなりいやらしい目で見ないで頂けます?」
「頂けねェなあ。んな格好じゃ、見てくださいって言ってるのと同じだろ」
「街を歩いたらこんな人ごろごろいますよ」
「ここは街とは違うだろ」
「大体獅郎さんはシュラさんで見慣れてるというか目が肥えてるというか」
「あー、まあな。あいつに比べるとお前貧弱だな」
「……シュラさんが豊満過ぎるんですよ。胸を見るな変態」
「しっかし肩も細いのな、お前」
「ちょ、触る必要はないでしょうがっ」
「こんな身体でよくあんな斬撃とばせるよなァ、マシンガンもだが」
「細さは関係ないんですー」
「あ、」
「え?」
「お前、男居たのか」
「は?話が唐突過ぎますよ?」
「いや、これ、キスマークじゃねぇの?」
「はい?キスマーク?」
「この首のとこ」
「違いますよ。身に覚えありません」
「……もう少し恥じらえよ」
「そしたらあなたの思う壺でしょう」
「で、男居んのか?」
「居ませんよ。居たら身に覚えないなんてことにならないでしょ」
「そうか…」
「なんなんですか、もう」
「なら、★」
「はい?」
「俺とヤらねぇか?」
「ヤらねぇですよ。死んでください」





クールビズ
(白い素肌にぐっときた!)




「あ、いや、違う、俺お前のこと好きだったんだずっと」
「……そんなこと言われて喜んでヤらせるとでも」
「いや本当なんだって!だから今のはつい飛躍してだな…」
「飛躍しすぎです。お断りします」
「待てって、★!ちょっと、おーい!」




20120801




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